40点以上70点未満の子の勉強法
「40点から70点未満」で止まっている子についての対策です。
お父さんやお母さんの話では、
「がんばっているのに成績が今ひとつ伸びない」
という話がでることがあります。得点で言うと、ちょうど
「60点~70点」
くらい。そのときにアドバイスさせていただくのが、次の内容です。
その子が伸びない原因の1つが
<strong>「詰めの甘さ」</strong>
です。塾に通っていたり、家庭教師を雇っていたりしてもこんなことがよく起こります。
教えたときはよく出来ていた。本人もやっていたと思うのに・・・テストが戻ってくると、点数が思ったほど取れていない。
それで、詳しく出来なかったところをよく見てみると、一度やったところばかり。また、計算ミスや設問の読み間違い。
指導する側は、
「この前の授業で教えたのに・・・」
「何度か問題集でやったのに・・・」
と。原因がわからないときは子どものせいにするのです。
「やったのに忘れてしまう」
「やったのにまた間違う」
と保護者の方にはそんなに話があると思います。
ですが、原因はみんな同じことで得点を落としています。
数学でしたら、
「計算ミス」
「設問の読み違い」
「符号の書き忘れ」
など。
「だから言ったのに・・・」
と子どもに言っても解決しません。実はこれは
「テストで50点~70点で止まっている子」
の共通点なんです。保護者の方も、
「あー、計算ミスと符号忘れがなかったら、80点は取れていた」
とか、本人も
「これなら80点取れていたよ。計算ミスと、ケアレスミスで10点マイナス」
なんて
「まるで計算ミスやケアレスミスは実力ではない」
というような言い方をします。
で次も同じことを言うのです。そして、
「本当はもっと取れるんだけれど・・」
と。それで、ずっと3年間同じセリフを言って受験する子もいます。
ですが、この点の原因をしっかりとつかまないと決して、次への得点アップは望めません。
その1つの原因が
「最後の詰めの甘」
です。簡単に言うと「詰めの甘い勉強」をしているから。では逆に
「詰めの甘くない勉強」
というのはどういうものかと言うと、
「本当に自分でマスターしているのか、必ず確認すること。
つまり、本番のつもりでテストしている勉強」
です。私もテスト前にこれをやることによって、今までのように、
「教えたのに・・・」
「1度やったのに・・・」
ということはなくなります。人間というのは【人】や【興味】にもよりますが、
1回やったくらいでは身につきません。
だから、何度かやってテストを受ける前に
「自分で確認のテスト」
をしてみてください。いえ、もう少していねいに言うと、
「1つやるごとに必ず、確認のテスト」
をやってみてくださいね。勉強をやっているのに成績が上がらない子の原因はこの
「確認=テスト」
をやっていないことがほとんどです。
特に一人でやっていたり、勉強のやり方がわからなかったりする子は要注意です。
もし、
「やっているのに成績が上がっていない」
という場合は、ぜひ細かくテストしてみてください。
特に成績の振るわないお子さんは、必ず「テストの回数」を増やしてみてください。
成績の上がらないときは、1つ1つの単元を細かくチェックしてみてください。必ず結果がでてきます。